お子様でも簡単に採ることができ、その採り方の面白さから、近年ブームとなりつつあるマテ貝採り。アサリなどが取りづらくなった東京湾の干潟でも、採り方がわかれば比較的簡単に採ることができますよ。
ゴールデンウィークのレジャーにもおすすめです♪
おすすめの時期
マテ貝採りにおすすめの時期は3月後半~5月頃です。
理由1 潮位 日中に大きく潮が引く時が潮干狩りのチャンスとなります。同じ大潮や中潮でも季節により潮位が違く、この3月後半~5月頃の大潮や中潮の日は比較的日中に大きく下げます。
理由2 マテ貝の大きさ 初夏にマテ貝は生まれ徐々に成長します。冬はまだまだ成長途中。食べるところがほとんどないようなサイズとなります。
理由3 寒い 当然ですが冬の海は冷えます。潮干狩りなんてする気分になりません。春から初夏のころが気持ちよく潮干狩りができますね。
理由4 旬 出産前に栄養を蓄えるからなのでしょうか?3月~5月ごろが旬とされています。
理由5 採りつくされる 6月7月ごろも採れるのですが、採りつくされたり、ほかの生物に食べられたりして、徐々にその数は減っていきます。8月ごろにもなれば大きいのはほとんど見かけなくなり、1~2cm程度の赤ちゃんマテ貝ばかりとなります。
マテ貝採りに適した日・時間
大潮や中潮の干潮時間の前後。潮が大きく引いて潮位が下がる時間がいいです。
潮見表
マテ貝の生息場所
東北以南の波があまりない干潟や内海の浜などの砂の中にいます。
岸に近いところよりも、塩が大きく引いた時にしか入れない沖合のほうがおすすめですよ。
といっても、広い海で探し回るのは困難です。おそらく、よく採れる場所では、採っている人がいるはずですので、やっている人を見つけて聞くのが一番早いですね。
東京湾でおすすめの場所は、江戸川放水路河口です。
必要な道具
スコップ 砂を掘るのに使います。そこが平らなもののほうが、マテ貝の穴を見つけやすく便利です。干潟を歩きますので軽量で丈夫なものがいいですよ。
こんな感じの平らなもの
塩を入れる容器 100均などでも売っています。こんな感じの容器が使いやすいです。
塩 サラサラの塩が使いやすいです。
バケツ 採ったマテ貝を入れておくための容器です。
クーラーボックス 採っているときは車に置いといてもいいです。マテ貝を持ち帰る際に海水につけ生きているまま持ち帰ったほうがいいです。クーラーボックスは海水がこぼれづらく便利です。
長靴 干潟は、蛎殻や割れた瓶などで思わぬケガをすることがあります。サンダルなどは危険です。
タオル 手がぬれたり、手に塩が付いたりしますので、あったほうが便利です。
飲み物 マテ貝採りは、干潟を歩いたり掘ったり意外と重労働です。しっかりと水分補給をしてください。
帽子 初夏にもなれば、日差しがかなりきつくなります。
着替え 大人は必要ないかと思います。お子様は砂遊びしたり水遊びしたりすると思いますので、着替えがあったほうがいいです。
空のペットボトル 中に海水を入れて持ち帰り、あとで砂抜きをするときに、その海水を使うと便利です。マテ貝は砂抜き不要という方も多いですが、採った直後は意外と砂をかんでいます。
日焼け止め 5月ごろ以降は、かなり日差しがきつくなりますので、日焼けしたくない方は必需品となります。
サングラス 晴れた日は水面の反射もあり眩しいです。なくてもいいですが、眩しいのが苦手な人はあったほうがいいです。
マテ貝の採り方
まずマテ貝のいそうな干潟をスコップで掘り、マテ貝の穴を見つけます。マテ貝の穴は1cm程度でやや楕円な形をしています。
穴に塩をかけ、しばらく待ちます。
マテ貝は塩分濃度に敏感ですので、塩をかけると穴から出てきます。
出てきたところを手で引っ張り出して採ります。
採り方は動画でご覧いただくとわかりやすいです。
こちらの記事でも採り方を紹介しています。
マテ貝採りのコツ
マテ貝の穴を見つけやすいように、スコップなどの掘る道具は、そこが平らなものが便利です。
塩はなるべくサラサラなものが使いやすいです。
マテ貝が出てきたら、慌てて採ろうとすると、切れたり隠れたりしますので、十分に捕まえやすいぐり出てくるのを待ちましょう
マテ貝は、いるところにはいっぱいいますし、いないところには全然いないので、場所を変えてマテ貝のいる場所を探しましょう。
注意すること
熱中症に気を付けて、こまめに水分補給をしましょう。
潮が大きく下げる日が潮干狩りのチャンスとなりますが、多く下げる日は、それだけ満ちてくるのも早いです。潮が満ち始めてら、まわりをよく確認しながら行ってください。
干潟には、毒をもった生き物もいますので、むやみに触ったりしないようにしてください。
https://www.nacsj.or.jp/2018/07/11460/
蛎殻などの貝の破片や、特に東京湾などでは割れた瓶の破片なども砂の中にあり、素手で掘ったり、サンダルや裸足で歩いたりすると、けがをする恐れがあります。
地域により、ジョレンの使用を禁止している地域もありますので、ジョレンを使って貝を掘るときは注意してください。(ジョレン)
アサリ・ハマグリなどが採れることがありますが、地域によっては漁業権が設定されていまして、持ち帰ることができない場合もあります。
東京湾のおすすめポイント
城南島海浜公園
多摩川河口干潟